好きなものに囲まれて暮らしたい。

捨てすぎない。節約しすぎない。モノを選ぶことで贅沢に暮らしたいのです。

【番外編】海外生活でなくて困ったもの

結婚してすぐの頃、数ヶ月ほどNYで暮らすことになりました。

 

でも決してお金に余裕のある、セレブ生活の身分ではありませんので

たった数ヶ月のための荷物の空輸費用には手が出ず。。。

(空輸は高い。船便は安いが遅すぎる。)

 

ほとんどの荷物は国内のストレージに預け

スーツケース2個(機内持ち込み可能数でした)

「きっとあちらでは買えないな」と思える生活必需品だけを詰めお引越ししました。

 

季節は冬。NYの冬はとにかく寒いので、スーツケースの中は

ブーツとニットとコート、あとはほとんどヒートテックだったような…。

 

もちろん”まな板”なんて入れてません。迷わずスタメン落ち。

結婚祝いで頂いたばかりの高機能炊飯器も、泣く泣くお留守番していただいて。

 

海外のアパートメントは、家具が付いているところがほとんどです。

私たちが選んだところも家具家電はもちろん、お布団やお鍋なども付いていました。

アメリカなので、さすがに炊飯器はありませんでしたが。

 

ですがただひとつ。

どこを探してもなかったもの。

 

 

まな板。

 

 

ナイフもある。

チーズグレーターですらある。

塩とお砂糖まである。

 

なのに

 

まな板だけない。

 

なぜ!

 

 

そしてマンハッタン中を(大げさ。笑)まな板探しに行きました。

結論からいくと

 

 

ないんです。

いわゆる「まな板」は。

 

 

cuttinng boardありますか?と聞いてよく出されたのが

なんだかおしゃれなガラス製のボードでした。

こんなやつ。

 

Joseph Joseph カッティングボード マリリン 角型 30x30cm 004431

Joseph Joseph カッティングボード マリリン 角型 30x30cm 004431

 

 

 

ガラスの上で包丁を使うなんて考えられない!!泣

絶対キコキコするよぅ、いやだよう。。。

 

 

探して探して結局、MACY'Sでただひとつ見つかったのが

マーサスチュワートの真っ赤なプラスチックのまな板でした。

これで無駄に40ドルくらいしたかなぁ。

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↑なんとなく思い出に持って帰ってしまった。汚くてすみません。笑

これが薄くって、そして硬い

 

 

日本のまな板は、ある程度の柔らかさがあり包丁の歯当たりが良くて

切った時に「すっ」と包丁がまな板に吸い込まれていくような

何とも言えない感覚がありますが

それは包丁の違いと考え方によるものなのでしょうね。

 

 

海外のナイフは、日本の包丁のようにこまめに研いだ刃で

切るのではなく、力で押し切るという使い方。

ナイフの厚みも厚く、刃こぼれなんて気にしないのでしょう。

 

最近は日本の包丁が海外の料理人に大人気のようで

お土産にも買って行かれる方が多いそうですから

海外のまな板事情も変わっているかもしれませんが。

 

海外生活で、まな板にこんなにつまづくとは思っていませんでした。

しかも辺鄙なとこでもない、大都会ニューヨークのど真ん中で。

 

 

ちなみに炊飯器は、日本で30年前くらいに売られていたような

昭和レトロな花柄の描かれたもの(日本メーカー製)が

200ドルくらいで並んでいました。びっくり。

さすがにそれは買えないなと思い、Black&Deckerの

ON/OFFのスイッチだけついているスチーマーのようなものを

30ドルくらいで買いました。(マーサのまな板より安い)

 

炊飯はめちゃめちゃ美味しくなかったですが

それはそれで可愛かったです。

これかな?

 

なんだかんだと懐かしい思い出です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。